グローバルリーダーズハイスクール合同発表会2018
大阪府立高校10校の代表者が課題研究の成果を競う
平成31年2月9日(土)、大阪大学会館にて「グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)合同発表会」を開催しました。(主催:大阪府教育委員会、共催:大阪大学)
この発表会は、大阪府教育委員会と大阪大学との連携協定に基づいて実施しており、本年で7回目となりました。本大会を通じてGLHSの生徒たちは人文科学、社会科学、自然科学の各領域に関する課題研究の成果を発表することにより、互いに刺激を受け、切磋琢磨し、学習や進路に関する意欲を高めるとともに、問題解決能力やプレゼンテーション能力を向上させることを目的としています。
大阪府教育庁教育監橋本光能氏及び佐藤宏介副学長・全学教育推進機構長からの挨拶の後、各高校の代表生徒による成果発表が行われました。生徒自らが設定した課題について英語での要旨の説明を含め9分間のプレゼンテーションを行った後、阪大教員からの質問に答えます。各校の発表内容は次の通りです。
四條畷高校 「高齢者による自動車事故を減らす」
茨木高校 「《最後の晩餐》とダ・ビンチの思惑~謎の手に隠されたもの~」
天王寺高校 「これからの育児休業制度のあり方」
生野高校 「百舌鳥・古市古墳群は世界遺産になれるのか」
北野高校 「天文学的側面から見る絵画の正確性」
大手前高校 「みんなが知らないジャニーズの魅力」
豊中高校 「SNSが届けるフェアトレード商品の魅力」
三国丘高校 「信号との付き合い方~ギリギリまで寝たい!でも遅刻は免れたい!~」
岸和田高校 「『となりのトトロ』に表現された地理的描写に関する考察」
高津高校 「アドラー心理学」
*発表順
10校からの発表終了後、GLHS10校の生徒15名によるアメリカ研修報告が行われました。カリフォルニア州所在のミッションの世界トップレベルの大学講義を受講し、教員や学生、地域の住民と語り合い、歴史あるイギリスの文化に触れることを通じて、グローバルリーダーになるためには他者を慈しむこと、自己の意見を持ち、他者の意見に誠実に耳を傾けることが大切であることなどが報告されました。
最後に、課題研究発表の優秀校として、今年度は茨木高校と北野高校が選ばれ、表彰状が授与されました。審査委員を務めた佐藤宏介教授(大阪大学)とGLHS評価審議会委員の浅野良一教授(兵庫教育大学)から参加者全員に向けて激励の言葉が贈られ、盛会のうちに終了しました。