ソウル国立大学校アドミッション・オフィスとの国際合同セミナーを開催
2019年2月12日(火)に本学共創イノベーション棟にて、「ソウル国立大学校アドミッション・オフィス・大阪大学高等教育・入試研究開発センター国際合同セミナー」を開催しました。
ソウル国立大学校アドミッション・オフィスと大阪大学高等教育・入試研究開発センターは2017年に協定する旨のMOUを交わしたのを機に、年に一度情報交換の場を設けています。
今回は、ソウル国立大学校アドミッション・オフィスより、副オフィス長のProf. PARKとアドミッション・オフィサーのMs. HYUNが来学され、合同セミナーを開催いたしました。
午前は大阪大学側が日本の高大接続改革の概要と現状、入試改革の課題と、その課題の解決に向けた当センターの事業について説明を行いました。
午後はソウル国立大学校側より、現在の韓国における入試制度およびソウル大における多面的・総合的評価による入試の実施方法、また2022年より実施される予定の韓国における入試改革について詳細な説明がなされました。
その後、質疑応答や活発な議論が行われ、非常に有意義なセミナーとなりました。
日本も韓国も、少子化に代表される社会変化の進展など共通の課題を抱え、21世紀型人材の育成・輩出を行えるように教育改革を進めていることは同じです。特にソウル大は、韓国におけるリーディング大学として、「どんな高校からも、高校の教育をきちんと受けていればソウル大に入学できる」という高校教育の正常化と公平性の担保のために、75%を超える定員を学力のみによらない入試によって受け入れ、現在は全国800校を超える高校からソウル大に進学しているといった実績を上げている点が大変印象に残りました。
今後もこのような交流を通じて、課題を共有し、情報交換を行い、学内・外に情報提供を行っていきます。