本学の在学生が高校時代に取り組んだ課題研究の経験をもとにアドバイスをしました。
令和元年6月22日(土)、本学の学生7名が三田学園高校にて、2年生の生徒を対象に探究学習支援活動を実施しました。本活動は、本学主催の「探究学習指導セミナー」を受講された同校の先生からのご提案がきっかけで企画・実施することになりました。今年度から初めて課題研究に取り組む生徒たちに対し、高校時代に課題研究に取り組んだ大学生がその経験を説明することで、課題研究に対する漠然とした生徒たちの不安を解消し、モチベーションを上げ、課題研究の取り組みへのヒントを提供することを目的としています。
本活動にはSGH・SSH指定校などの出身者で、高校在学中様々なテーマで課題研究に取り組んだ経験がある学生たちが参加しました。学生たちはそれぞれが取り組んだ探究のテーマによって文系と理系に分かれ、文系4クラス、理系3クラスを回りながら経験談を話し、その後質疑応答を行いました。彼らは、高校生にとって参考になるように、テーマを選んだ経緯、年間のタイムスケジュール、研究方法と内容、難しかったことや反省点、やりがいを感じたところなどについて説明しました。生徒たちからの様々な質問にも誠実に答えてくれました。
後日寄せられた生徒たちの感想文によると、「講演を聞いて今まで興味があまりなかった課題研究に興味を持ちました」、「課題研究においてテーマ決めは重要で、自分が面白いと感じられて、身近なテーマを選ぶといいと思った」など、本活動の目的が生徒たちに伝わったようです。また学生たちのプレゼンテーション力に対しても「共通してスライド、喋りが上手に思えた。スライドの内容は簡潔で話は要点から具体例というのを繰り返している。実体験が含まれている。すごく参考になった」など、刺激を受けたようでした。