HEADセミナー「大学はどう変わるべきなのかを探る–大学入学者選抜と高等教育の視点から–」を開催しました
大阪大学 高等教育入試研究・開発センターでは、クロス・アポイントメント制度を活用し、AAC&U(全米大学・カレッジ協会)よりスーザン・アルバーティン先生を、オレゴン大学よりジム・ローリンズ先生を大阪大学の特任教授としてお招きし、令和元年6月25日(火)にHEADセミナーを開催しました。本セミナーには、大学や高等学校の関係者38名が参加しました。
セミナーでは、まずローリンズ先生が入学者選抜の視点より、「受験生よ、大学進学の準備はできているのか?:どのように準備し、どのように選抜するのか」(”Becoming a Student-Ready College: How to Prepare and Select Students”)を題目に、オレゴン大学の事例を紹介しながら、受験生を入学者選抜に備えさせるため大学は何をすべきなのか、ご講演されました。
また、アルバーティン先生は、高等教育の視点から、「大学よ、学生受入の準備はできているのか?:入学者選抜を、どのように学生の成長に結びつけるのか」(” Becoming a Student-Ready College: Connecting Admissions and Students Success”)をテーマに、大学中心の考えから学生中心の考え方にどうシフトし、学生が最大限に成長できるよう大学が変わるべきなのかについてご講演されました。
全体討論では、センター長の川嶋太津夫先生を中心に、米国と日本の大学入学者選抜や高等教育を比較しながら、入学者選抜と高等教育の間にある多くの問いに、米国の入試の専門家であるジム・ローリンズ先生と高等教育の専門家であるスーザン・アルバーティン先生と共に考え、活発な議論が展開されました。