豊中キャンパスで模擬講義と学生との交流を行いました
2019年11月14日に、10月に引き続き、沖縄県の進学力グレードアップ推進事業として、沖縄県立高校に所属する関西進学希望者23名(1年生)が本学豊中キャンパスを訪問しました。
今回は文系学部を中心とした研修で、言語文化研究科の進藤修一教授の模擬講義「移民・難民をめぐるドイツ政治の現状―最新の選挙結果から読み解く」を受講しました。講義では、ドイツは第二次世界大戦の戦争責任に真摯に向き合い、戦争の経験が移民・難民の受入れにも大きな影響を与えてきたが、近年の難民の増加により受け入れに否定的な勢力の動きが顕著になってきていることなどが語られました。
受講後、高校生から「地域研究というその地域をトータルで理解しようとする考え方が新鮮で現代的だと感じました。」「ドイツ国内にはナチスの行ったことを忘れることがないよう、町の中の様々な場所にユニークな仕掛けで負の遺産のようなものがあると聞き、これは沖縄戦について広める上でとても参考になると感じました。」「自分の地域や国内の事だけでなく、外国の政治の動きなどにも目を向けていけるようになりたいです。」といった感想をもらいました。
後半は、5名の学生からの、各学部・大学生活の紹介や高校生活へのアドバイス(プレゼンテーション)の後、グループに分かれて座談会を行い、学生の案内によるキャンパスツアーで総合図書館などをめぐりました。
【プログラム】
12:50~14:05 講義「移民・難民をめぐるドイツ政治の現状―最新の選挙結果から読み解く」
言語文化研究科 教授 進藤修一
14:15~15:55 学生による学部・大学生活紹介(プレゼンテーション)と座談会
外国語学部、文学部、経済学部・研究科、医学系研究科の学生5名
16:00~16:30 キャンパス見学(学生による案内)