第7回高校生「国際問題を考える日」開催
兵庫県下の高校中心の課題研究成果発表会
2020年2月11日(火・祝)神戸ファッションマートで、第7回高校生「国際問題を考える日」が本学と兵庫県教育委員会、WHO神戸センターの共同主催で開催されました。
兵庫県下の高校生中心の課題研究成果発表会である本イベントは、京都府、高知県からの参加も含め、約600名が会場に集まり、盛大な会となりました。
兵庫県教育委員会 西田利也 高校教育課長と本学 総長補佐 進藤修一 教授の開会挨拶が終わった後、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 PRセクレタリーの河村裕美様(大阪大学卒)より「国際的な視点から見る東京2020オリンピック・パラリンピック大会」と題した基調講演がありました。講演では東京2020大会が国際社会に及ぼす影響について、平和、国際理解、多様性、環境への配慮、の4つの観点から話されました。質疑応答ではフロアからたくさんの高校生から手があがりました。
続くパネルディスカッションでは尼崎小田高校、三田祥雲館高校、姫路西高校の代表生徒が登壇しました。WHO神戸センター 茅野龍馬 医官による国際保健に関する話題提供の後、「オリンピック・パラリンピックと国際問題」をテーマとして、各生徒は国際保健、国際対立、環境問題の観点からそれぞれの意見を発表しました。パネリストたちは発表内容について互いに意見を交換し、フロアからの様々な質問にも真剣に答えました。
午後からは高校生による課題研究のポスター発表が行われました。今回はポスターが119題も展示され、会場は大変な熱気に包まれました。ポスターセッションと並行して実施されたポスター発表コンテストでは予選を通過した8校のポスター発表に対して審査が行われました。最優秀賞は神戸市立葺合高等学校(研究テーマ:「E-waste(電気電子機器廃棄物)の再利用を促進するために」/発表者:渡邊 桃子、長澤 萌絵、永井 夏純)が、優秀賞は兵庫県立国際高等学校(研究テーマ:「日本における外国人の子どもの貧困に関する事例研究 -子ども食堂に焦点を当てて-」/発表者:清間 有咲)が受賞しました。
参加者からは「オリンピックでなされている様々な工夫が知れてよかった」、「他校の生徒と交流ができ、刺激を受けた」などの感想が寄せられました。
プログラム
9:30 開会挨拶
(1) 兵庫県教育委員会 高校教育課長 西田 利也
(2) 大阪大学 総長補佐・教授 進藤 修一
9:45 基調講演
「国際的な視点から見る東京2020オリンピック・パラリンピック大会」
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
PRセクレタリー 河村 裕美
10:50 パネルディスカッション
テーマ:「オリンピック・パラリンピックと国際問題」
【座 長】WHO健康開発総合研究センター 医官 茅野 龍馬
【パネリスト】3名(尼崎小田高校、三田祥雲館高校、姫路西高校)
12:00 昼休み(ポスター自由鑑賞・教員向けランチョンセミナー)
13:00 ①ポスター発表コンテスト
②ポスターセッション(課題・実践活動の発表)(13:30~ )
15:40 表彰式
講評
・神戸大学大学院 海事科学研究科准教授 Rooks Matthew John
・WHO 健康開発総合研究センター 医官 茅野 龍馬
・大阪大学 総長補佐・教授 進藤 修一
16:00 最優秀校ポスター発表
16:20 閉会挨
WHO神戸センター 所長 サラ・ルイーズ・バーバー