大阪府立大手前高校「大阪大学研修」開催
1年生360名が豊中・吹田2つのキャンパスに分かれて受講
2020年12月25日(金)に、大阪府立大手前高校の1年生約360名を対象に「大阪大学研修」を実施しました。本プログラムは本学と大阪府教育委員会との連携協定に基づいた活動の一環として2017年から実施しています。今年度はコロナウィルス感染を避けるため、吹田キャンパスのMOホールと豊中キャンパスの大阪大学会館の2か所に分かれ、MOホールから大阪大学会館に中継する形で実施しました。
最初に、田中敏宏理事・副学長による「未来社会デザイン学」と題した講演がありました。大学は未来社会の設計図の創り方を学ぶところであることを、先生のご専門の材料工学の世界「メタラジー」における未来社会デザインの形を具体的に示しながら話されました。後半は学生による大学・大学生活紹介で、各会場3名の学生が登壇し、プレゼンテーションの後、質疑応答を行いました。講演でも学生とのセッションでも生徒から次々と手が挙がり、活発な質疑応答が行われました。
生徒からは、「メタラジ―の研究から始まり、火山活動の予知、月と地球表面の鉱石の関係など、多様なテーマにつながるというのがすごいと思いました。また、これらを通して新たな学問分野が作られる可能性があるということから、研究は奥深いと感じました。」「講話を聴いて、今求められる人材は一方向だけではなく多方向からアプローチできる人材なんだということを強く感じました。」といった感想が寄せられました。また、学生の話についても「大学の授業の様子を詳しく知ることができた。大学の学部選びの参考にしたい。」「理学部と工学部の違いについてピンときていなかったので、現役大学生の意見を聞けたのはありがたかった。」「自分の興味のないことや、名前だけで学部を選んでしまうとしんどいこともあると聞いてしっかりと学部を選ぼうと思った。」など、進路選択について様々な気づきが得られたようでした。