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GLHS大阪大学ツアー2024開催

府立10校から970名が参加

 2024年11月9日(土)に、大阪府教育委員会が指定するグローバルリーダーズハイスクール(GLHS)10校(北野・豊中・茨木・大手前・四條畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田)の高校生が、本学で講義を受講する「GLHS大阪大学ツアー2024」を開催しました。
 今年は、吹田・豊中キャンパスの会場に分かれて1、2年生約970名が受講しました。田中敏宏理事・副学長による大学概要説明の後、工・薬・理・経済・文学部の5学部の講義が各会場で行われました。今年は工学部の講義終了後に、工学研究科の大学院生による実験教室も開催しました。
プログラムは次のとおりです。

プログラム

吹田会場:吹田キャンパス(コンベンションセンター MOホール/会議室1)
豊中会場1:豊中キャンパス(大阪大学会館 講堂)
豊中会場2:豊中キャンパス(南部陽一郎ホール)

<吹田会場>
13:30~14:00大阪大学概要説明  田中 敏宏 理事・副学長
14:10~15:25
工学部
「バイオによるものつくりの歴史
 :日本初のウイスキーからバイオ医薬、iPS細胞まで」
大政 健史 工学研究科長・教授(工学研究科 生物工学専攻)
15:55~17:10
薬学部
「注射器要らず!皮膚にペタッと貼るワクチン!」
中川 晋作 教授(大学院薬学研究科 医療薬学専攻 )
15:55~17:10
工学部受講者対象
「教科書の問題は再現できるのか⁉~光の回折・干渉編~」
工学研究科学生による実験教室
<豊中会場1>
13:30~14:00大阪大学概要説明(中継)  田中 敏宏 理事・副学長
14:10~15:25
経済学部
「企業の経営とマーケティングの考え方」 
勝又 壮太郎 教授(経済学研究科 経営学系専攻)
14:10~15:40
理学部
① 「体内時計が作る昆虫の二日リズム」
志賀 向子 教授(理学研究科 生物科学専攻)
② 「高分子―その意義と魅力」
山口 浩靖 教授(理学研究科 高分子科学専攻) 
<豊中会場2>
13:30~14:00大阪大学概要説明(中継)  田中 敏宏 理事・副学長
14:10~15:25
文学部
「焼畑が熱帯林を破壊しているってホント?
 ─世界を正しく理解するために」
佐藤 廉也 教授(人文学研究科 人文学専攻)

 終了後のアンケートより

「生物学・生物工学だけでなく、様々な分野が関連していることに驚いた。特に、バイオ薬品の研究に物理・電気・生物・医薬品などなど幅広い分野の企業・大学が参画していることが印象に残っていて、全ての分野は繋がっているのだなと感じた。だから今自分の興味がある分野だけでなく多くの分野を学ぶ必要があるのだとわかった。非常に大きな気づきになった。」(工学部)

「私は今回の講義で初めて貼るワクチンについて知りました。注射ワクチンの方が効果がありそうだなと思っていたのですが、とても小さな針により、皮膚でワクチン成分が溶け、ワクチンの効果が出るということを知り、薬学にとても興味を持つことができました。」(薬学部)

「マーケティングが、如何に我々消費者と密接に関わっている行為であるかを認識することができました。消費者である自分自身が何がしたいのか、何を不満に感じるのか、ということを日々考えながら、僕自身も考えなかった需要を探して、新たな需要を発見したいです。」(経済学部)

「概日リズムは聞いた事のない概念でしたが、先生が仰っていた48時間のリズムがどう作られているのかというのが非常に気になるというのはすごく共感しました。ノーベル賞の細胞と核の物質の循環の話ももっと詳しく聞いてみたいと思いました。高分子は身の回りに溢れているのに詳しく知ろうと思ったことはありませんでしたが、その性質、多様性を最大限活かして、今の社会ができていることを知って驚きました。高分子の握るこれからの技術の可能性をもっと感じてみたいと思いました。」(理学部)

「タイトルからすごく興味があって、実際講義を受けてみたら、また高校と違う感じの授業の雰囲気で、新鮮でした。また、焼畑農業は少し前に地理の授業で触れていて、そのときは私は煙がすごく出ている写真を習っていたので、とても環境破壊だなと思っていました。しかし、今日の授業で教わったのは佐藤教授によると典型的な誤りであるということでとても驚きました。色々な情報を全て鵜呑みにするのでは無く、自分なりに調べたりして自分なりの考えを持てるような人間になりたいと思いました。」(文学部)

大阪大学概要説明(中継の様子)
工学部
薬学部
経済学部
理学部①
理学部②
文学部
学生による実験教室