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ひょうご×大阪大学 質問力を鍛えるワークショップ2024

 2024年12月14日(土)、大阪大学豊中キャンパス大学会館アセンブリ―ホールにて「ひょうご×大阪大学 質問力を鍛えるワークショップ」を本学と兵庫県教育委員会の共同主催で開催しました。このワークショップは今年で3回目となり、本年度は本学との連携協定校から7校(兵庫、国際、伊丹、三田祥雲館、龍野、小野、洲本)の32名の高校生が参加しました。

 ワークショップでは、午前に質問することの意義や質問のポイントに関する講義を受けた後、午後は実践として高校で各自が取り組んでいる研究発表を題材に質疑応答を行います。午前は、特に本質的な質問をする際に重要となる論証の考え方を中心に講義が行われました。午後の実践のワークでは、研究発表に対して、できるだけたくさんの質問を考えて付箋に書き出し共有した後に、質疑応答を行いました。全3回のセッションのうち、各人が1回は発表者、2回は質問者として参加します。大学生のファシリテーションのもと、各グループで活発な議論が行われました。
 今回学んだことを各高校での成果発表会の場などで活かしていただけると嬉しく思います。

プログラム

10:00~10:10オープニングセッション
 開会あいさつ:岡﨑俊宏(兵庫県教育委員会 高校教育課 主任指導主事兼主幹) 
10:10~12:10【講義】「研究発表での議論を深めるために」
 講師:柿澤寿信 (立命館大学共通教育推進機構 准教授・大阪大学大学院工学研究科 招へい准教授)
12:10~13:30キャンパス散策(大学生が案内)・昼休憩
13:30~16:00【実践】質問力を高めるワークショップ(3セッション)
16:10~16:20講評・振り返り
16:20閉会

事後アンケートより

「私はこのワークショップを通して、質問することの意味にはっきり気付けました。はじめは、分かっているようで分かっていないこともそのまま放置しようと思ったけど、何でも聞いて得られるものを得ようという考えになりました。お互い深めあうことができるのでこれからの活動にも活かしていきたいです。」

「”質問をする”という目的の場なので、1つの話題に向けて活発に議論することの楽しさに触れることができた。質問がスルスル思いつくようになった。」

「どんな前提があるのか、結論は何なのかを理解することで、今自分が何を理解できていないのかが分かりやすくなりました。これまでで一番質問することができた気がします。」

「質問する時に、何を質問すればよいかわからなかったのですが、質問の3つの種類やコツを聞いてから『質問すること』に関しての知識が増え、もっと身近に感じられるようになりました。」

「質問はその場全員の理解を深めるものだと思うと、質問しやすくなった。自分の発表でも中間の結論が抜けがちなので、気を付けたい。」

「『質問しよう』と思って発表を聞くのとそうでないのとでは理解度が全くちがう」

「質問することへのためらいがなくなったと思います。他にも発表を聞く時の姿勢などについても多くのことを学ぶことができました」

開会あいさつ
午前の講義
午後のワークショップの様子1
午後のワークショップの様子2