1. TOP
  2. 実施報告
  3. 大阪教育大学附属高校池田校舎《2025/1/29 大阪大学講演会》

大阪教育大学附属高校池田校舎「大阪大学講演会」

高校1~2年生・中学生320名が来学

 2025年1月29日に、大阪教育大学附属高校・中学の生徒320名を対象に、大阪大学会館で田中敏宏理事・副学長による「“未来の自分”デザイン学―大学で学ぶとは?―」と題した講演会を行いました。

 講演では、田中理事の専門分野である「Metallurgy(メタラジー)」を起点として、未来社会をデザインするためには様々な叡智・学問分野に触れる必要があり、それができるのが大学であることが語られました。講演後の質疑応答では、中学生も含めてたくさんの手が挙がり、活発なやり取りが行われました。

 後日いただいた生徒の感想は以下のとおりです。

・メタラジーが金属の話だけでなく、界面の話から宇宙、社会問題にまで繋がっているというお話を聞いて学際化の重要性を改めて認識しました。自分が得意とする分野を伸ばすのはもちろんですが、他の分野についても積極的に学んでいこうと思いました。

・「資源が少ない」などの一つの疑問や問題から始まった探究が、思考を進めていくうちに全く異なるような話や問題に繋がっていっており、分野という区切りはあるものの世界中の物事は同時に存在するものなのだと改めて感じました。

・メタラジーのことについて深く聞かせていただいて、メタラジーという古典的な学問分野を未来のデザインに活かすという研究に興味を持ちました。メタラジーに限らず学問は時代を超えて未来のために使うことができるのではないかと考えました。

・特に印象に残ったことは、研究とはただ一つの分野を追求していくだけではなく他の分野にも横断して違う分野同士を融合させて研究することが大事と言っていたことです。自分は研究は一つの分野をとことん追求していくものだと思っていたので新しい視点を持つことができました。

・先生のお話された未来社会デザインは今私たちが行っている探究活動にもつながるものがあり、今後どのようなテーマで、方法で探求をするのかへのヒントになりました。 (感想は以上)

 この講演会での気づきを今後の進路選択や勉学に活かしていただければ幸いです。

講演
質疑応答