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高校生のための「フューチャー・デザインワークショップ」を開催

 2025年8月7日(木)、高校生向けの公開セミナー「フューチャー・デザインワークショップ~持続可能な社会を考える~」を開催しました。当センター主催による本ワークショップは今年で4回目の実施となり、全国各地から71名の高校生にご参加いただきました。今年は、本年3月に吹田キャンパス内に竣工した建築家・安藤忠雄氏監修の新しい教育研究棟「大阪大学・日本財団感染症センター(CiDER)」の大ホールにて実施しました。「宇宙船地球号」をイメージした近未来的な空間の中で、10年後、30年後、50年後の未来について思いを馳せました。
 フューチャー・デザインとは、将来世代に持続可能な社会を引き継いでいくための社会の仕組みやシステムをデザインしようとする、大阪大学発祥の新しい学問です。グループワークでは、大阪大学が考案したカードゲームを用いて、実在する市の施策について現在と未来の2つの視点からグループで議論しました。
 各グループには本学の学生がファシリテーターとして参加し、議論をサポート。ランチタイムには高校生と一緒に昼食をとり、キャンパスを散策しながら、楽しいひとときを過ごしました。高校生は、真剣に議論に取り組みつつ、学生との交流も積極的に楽しんでいる様子でした。

講師

 倉敷 哲生 大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻 教授
 若本 和仁 大学院工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター 准教授

【プログラム】

9:30会場・受付開始
10:00-12:00趣旨説明/カードゲーム・ワークショップ1(グループワーク)
12:00-13:30昼休憩:昼食・キャンパス見学(阪大生とともに)
13:30-16:00
講義/カードゲーム・ワークショップ2(グループワーク)
発表
クロージングセッション

事後アンケートより

「班の人と会話することで多様な意見を聞くことが出来て、楽しみながら将来のことを考えることが出来ました。様々な視点から考える力を学ぶことが出来たと思います。」

「2035年の視点に立って考えただけで、同じ日の同じ人間なのに意見や重視することが大きく変化して面白かった。」

「0から政策を作るのではなく、カードで組み立てる手法はわかりやすかった。未来の視点から考えるということが今までなかったので新鮮だった。」

「未来の施策を決めてから今の施策を振り返ると、今は目先の良さしか考えていないことに気づくことができた。未来でカバーするのに無駄なコストを使わないよう、未来のことをよく考える必要があると感じた。」

「他府県のいろいろな人と課題解決に取り組むのは新鮮でとても楽しかった。」

講義の様子(午前)
グループワークの様子(午後)