GLHS大阪大学ツアー2021
GLHS大阪大学ツアー2021を3キャンパスで開催
2021年11月13日(土)に大阪府教育委員会が指定するグローバルリーダーズハイスクール(GLHS)10校(北野・豊中・茨木・大手前・四條畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田)の高校生が大阪大学を体験する「GLHS大阪大学ツアー2021」を開催しました。
今年は、吹田・豊中・箕面キャンパスに分かれて1、2年生約930名が受講しました。冒頭の田中敏宏理事・副学長による大学概要説明は吹田の会場から、豊中キャンパスにも中継しました。工・薬・理・法・外国語学部の5学部の講義が行われ、新箕面キャンパスでは学生によるキャンパスツアーも行いました。
プログラムは次のとおりです。
【プログラム】
13:30~14:00 大阪大学概要説明 田中 敏宏 理事・副学長
<吹田キャンパス>
14:10~15:25 工学部「デジタル技術で創る日常生活~薄くて軽い脳波センサとAI~」
関谷 毅 (大学院工学研究科 物理学系専攻、産業科学研究所 教授)
15:55~17:10 薬学部「注射器要らず!皮膚にペタッと貼るワクチン!」
中川 晋作 (大学院薬学研究科 医療薬学専攻 教授)
<豊中キャンパス>
14:10~15:25 法学部「人から話を聞き出す手法と証人尋問のルール
-おとぎ話を題材にした模擬証人尋問-」
水谷 規男 (大学院高等司法研究科長・教授)
15:55~17:25 理学部
「生き物の形作り」 柿本辰男 (大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授)
「ミトコンドリアは『生きている』~ダイナミックに変化する細胞内の発電所~」
石原直忠 (大学院理学研究科 生物科学専攻 教授)
<箕面キャンパス>
14:00~15:10 箕面キャンパスツアー
15:20~15:50 大阪大学概要説明(録画)
16:00~17:15 「毒を食らわば皿まで-スワヒリ語とアフリカ地域研究との34年間-」
竹村景子 (外国語学部長・大学院言語文化研究科 言語社会専攻 教授)
終了後のアンケートでは、「電子の世界の深さ、人の脳についてのお話が分かりやすくて面白かったです。物理に一層興味を持てました。」(工学部)、「マイクロニードルの話を聞いて、医療の進歩を感じたし、自分が大学に入学したらそんな研究ができると思ってすごいことだと思った。」(薬学部)、「裁判における主尋問、反対尋問の難しさを身近なおとぎ話を題材にすることでより興味を持って、より深く理解することができた。」(法学部)、「学校の教科書にはのってない、最先端の生物について分かっていることをくわしく聞けたので面白かったです。研究に対する意欲も上がりました。」(理学部)、「スワヒリ語学というものは、その言語が話せるというだけでなく、その地域の文化や環境そしてその国が歩んできた歴史や宗教などを理解して学んでいくということが大切だと分かった。」(外国語学部)、などの感想が寄せられました。
実際に大学のキャンパスで興味のある学問分野の学びに触れることで、高校生の皆さんがより具体的に進路を考えるきっかけとなれば嬉しく思います。