GLHS大阪大学ツアー2020開催
大阪府立高校10校の生徒が阪大の授業を体験
2020年11月7日(土)に大阪府教育委員会が指定するグローバルリーダーズハイスクール(GLHS)10校(北野・豊中・茨木・大手前・四條畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田)の高校生が大阪大学を体験する「GLHS大阪大学ツアー(特別講義)2020」が開催されました。
今年で7回目となる本イベントには、GLHSの生徒1、2年生約780名が参加しました。本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、マスク着用、検温、演台のパーティションなどの感染対策を講じ、豊中キャンパスの3会場(大阪大学会館 講堂、シグマホール、南部陽一郎ホール)にて実施しました。冒頭の田中敏宏理事・副学長による大学概要説明は大阪大学会館で行われ、他の会場にも中継し、WEBでも配信しました。概要説明では、本学の歴史を踏まえ、本学が持つ国際性の豊かさと研究型総合大学としての強みについて説明されました。続いて6学部の講義は2部制で実施しました。プログラムは次のとおりです。
【プログラム】<豊中キャンパス>
13:30~14:00 大阪大学概要説明 田中 敏宏 理事・副学長
14:10~15:25 特別講義 1部 (人間科学部・工学部・理学部)
1)人間科学部「高齢社会の人間科学」
斉藤 弥生 教授 (大阪大学会館 講堂)
2)工学部「今、プラスチックに何が起きているのか?
~プラスチックに突き付けられた課題~」
宇山 浩 教授 (シグマホール)
3)理学部「これまで見えなかったモノを観る
~独創的な質量分析装置開発による新しいサイエンスの開拓~」
豊田 岐聡 副学長・教授 (南部陽一郎ホール)
15:55~17:10 特別講義 2部 (薬学部・基礎工学部・外国語学部)
1)薬学部「注射器要らず!皮膚にペタッと貼るワクチン!」
中川 晋作 教授 (大阪大学会館 講堂)
2)基礎工学部「ミックスド・リアリティ~人と空間がサイバー融合する未来世界~」
佐藤 宏介 教授 (シグマホール)
3)外国語学部「毒を食らわば皿まで -スワヒリ語とアフリカ地域研究との34年間-」
竹村 景子 学部長・教授 (南部陽一郎ホール)
終了後のアンケートでは、「人間科学部で学べることはとても幅広いということが分かった」(人間科学部)、「学校の課題研究で阪大の生分解性プラスチックの研究を参考にしているので、とても参考になった」(工学部)、「実験というイメージが強かった理学部で、装置開発が行われていると知り、これまでよりも興味が増しました」(理学部)、「大学での実際の研究の内容を詳しい説明とともに聞くことが出来て、貴重な経験になりました。より大学での研究に興味がわきました」(薬学部)、「自分の知らないところで、色々な技術の進歩が存在しているのだと感じました」(基礎工学部)、「外国語学部は言語だけを学ぶところだと思っていたけど、それよりも文化的なことも学べるということが印象的だった」(外国語学部)など、たくさんの感想が寄せられ、本学の魅力に触れ、大学での学びについて理解が深まった様子がうかがえました。