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マレーシア科学高校生、大阪大学を訪問

マレーシアのスルタン・ハジ・アフマドシャー科学中等学校(高校に相当する)の生徒ら10名が、2018年11月28日に大阪大学を訪問し、高等教育・入試研究開発センターと理学部とで対応した。

Nik Abdul Malek氏(日本語教師)を団長とする一行は、まず豊中キャンパスの文理融合棟で、大阪大学および留学生向け入試についての紹介・説明を受けた。質疑応答では、留学生向け入試の応募要件にかかる質問などが活発に行われた。続いて理学研究科の卓妍秀講師(同研究科国際交流センター)が理学部の設立の歴史や教育理念などを含む大阪大学の理学教育の概要を説明した。

その後一行は理学部へ移動し、ラボツアーに参加した。まず、高分子科学専攻の山口浩靖教授が高分子の各種試料を使った実験のデモを行い、高校生たちを大いに驚かせた。続いて高分子構造科学研究室(今田勝巳教授主宰)では、3D眼鏡を使ったタンパク質の立体構造確認や光学顕微鏡を用いたサルモネラ菌の観察を行った。

参加した高校生たちは、目の前で行われた手品のような相転換の実験や最先端の研究機器がずらりと並んだ実験室のツアーにとても感激した様子だった。(了)

大阪大学及び留学生向け入試を説明する三森八重子教授(高等教育・入試研究開発センター)
理学教育について説明する卓妍秀講師(大阪大学大学院理学研究科国際交流センター)
高分子の各種試料を使った実験のデモを行なう山口浩靖教授(大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻)