大阪大学 高等教育・入試研究開発センターでは、8月31日(金)に、大阪大学吹田キャンパス最先端医療イノベーションセンターにて、HEADセミナー「What do I value in student writing? Why does it matter?」を開催しました。本セミナーは、クロス・アポイントメント制度を活用しAAC&U(全米大学・カレッジ協会)より招聘したSusan Albertine教授によるセミナーで、学内外の大学教職員36名が参加しました。
本セミナーでは、「Dynamic Criteria Mapping」という手法を使い、ルーブリックの根本となる評価の観点を、サンプルエッセイを実際に評価し、グループごとに共通の評価観点を可視化しました。また、AAC&Uが作成したValueルーブリックを使い、日本の高等教育の実情に合わせ、どう評価の観点や基準を修正すべきかを共に考え、議論しました。
今回多くの大学教職員の方々にご参加いただき、活発に意見が飛び交い、学びの多いセミナーとなりました。今回はルーブリック作成の過程で最初にすべき評価の観点の可視化をしましたが、評価基準ごとの記述方法等のセミナーも企画してほしいという要望が参加者の方々からありました。来年度そのようなセミナーを引き続き企画・実施できるよう努めてまいります。