京都府立鳥羽高校で講義とワークショップを実施しました。
「よい研究とはどのようなものか?」
京都府立鳥羽高校の2年生を対象に、「よい研究とはどのようなものか?」について講義とワークショップを行いました。
〇講師:進藤修一 教授(外国語学部・言語文化研究科)
柿澤寿信 講師(全学教育推進機構)
〇日時:2018年6月9日(土)
〇場所:京都府立鳥羽高等学校
〇対象:京都府立鳥羽高等学校 2年生 80名
本講義とワークショップは鳥羽高校のSGHプログラム「イノベーション探究」の一環として行われている活動で、今年で3年目になります。受講した高校生たちは2年生になってから各自の研究テーマを大まかに決めている段階です。これから本格的な研究にとりかかるにあたって生徒たちは、研究目的を明確にすること、思考に分析と論理を含めること、的を絞った調査をすることなど、研究に臨むときの基本的な事項について学びました。
100分間という、高校生にとっては多少長い時間であったにもかかわらず、生徒たちは終始講義に集中し、講義途中のワークでも積極的にメンバー同士で意見を交わしていました。終了後の生徒たちの感想をみると、「具体的な例でダメなところをわかりやすく気づくことができた」、「改めて自分達の取り組んできたことを確認してみると、主題はともかくトピックが不明瞭であることに気づいた。探究活動が行き詰まる前に知れてとても良かった」など、新たな気づきが得られたようです。この気づきが今後彼らの研究発表にどのようにつながるか楽しみです。