兵庫県立篠山鳳鳴高校で出張講義を実施しました
「人工知能への誘い:機械の目、コンピュータビジョン」八木康史教授
兵庫県立篠山鳳鳴高校の1~2年生を対象に、理事・副学長の八木康史先生が出張講義を行いました。
〇講師:八木康史 教授(理事・副学長)
〇日時:2018年3月7日(木)
〇場所:篠山市民センター
〇対象:兵庫県立篠山鳳鳴高等学校 1・2年生 74名
八木理事の研究テーマは視覚情報処理。その研究成果の多くが実用化されています。例えば、歩容認証(歩き方から個人を識別する)の研究では、歩いている人のシルエット映像から人物を特定することができます。その技術は犯罪捜査に実用化され、今では裁判証拠にも採用されるようになっています。その他にもジェスチャーゲームなど実用化の事例には身近なものが多く、大学での基礎研究がどのように社会で活かされているのか、が高校生にもわかりやすかったようです。
講義終了後は、次々と質問に手があがりました。「どういうきっかけで基礎工学に進もうと思ったのですか」との質問に、「大阪大学の赤本に『ロボット』『知能』と書いてあったのをみたのがきっかけ。大学で必要なことは価値を創造できる力を身につけること、それが身につけばどんな業界でも活躍できる。自分が興味をもった分野に行くことが大切。そうすれば頑張れる。」との回答がありました。